「ダイビングリーダーの判例からみたリスクマネージメント」に参加してみて感じたこと。
我が国は、ダイビング後進国だな〜と感じた事と、リスクマネージメントに対する関心が業界側もダイバー自身も低いという事。
また、裁判官も弁護士もダイビングに対する知識が非常に乏しいのではと感じたこと。(ダイビングをやっている人が少ないのかな?)
各指導団体は、自分の所には問題が及ばないように、リスクマネージメントしているように見えます。
ただし、自分のメンバー(提携店)や業界全体のリスクマネージメントに関しては、(私見ですが)何も手当てしていないように感じます。
事故が発生した場合、ガイド個人やショップ経営者が訴訟されるケースがほとんどで、指導団体の看板を掲げているだけの個人商店(ショップ)だけが被告となり責任の追求をされ、特に民事訴訟においては指導団体に責任が及ぶケースが無いのではないかと思います。
業界として事故分析調査が不十分だと思います。(感想としては皆無に近い感触を持っています)
ダイビング事故の判例は多いとのことですが、ダイビングの事故の判例集やその判例を解説した物は非常に少ないです。(弁護士会や業界で纏めたものは無いと思います)
自己責任論が置き去りにされ、ショップやガイドの責任ばかりが追求されていくと色々な弊害が出てくるのではないかと心配しています。
現在すでに兆候は出てきていますが、いずれ保険社が賠償責任保険の引き受けを拒んだり、大幅な保険料の引き上げを行い実質的な拒否レートを示してきたら、ダイビング業界自体崩壊するのではないかと思います。
一緒に参加したてらチャンの日記も参考にしてね
:セミナーは基本的には業界側の視点であったが、一般ダイバーの視点に落とし込んで考えられることも多々ありそうだ。
■明日は我が身のダイビング事故1
http://diving-commu.jp/divingspirit/item_3840.html
事故に関しては、中々判断が難しいと思いますが、発生した時の責任に付いて皆さんが、どう考えるのかを教えて頂きたいと思います。
皆さんのご意見を聞く事で、ダイビングの安全に対する意識を、自分なりに高めて行きたいと考えております。
ご協力お願い致します。
事故と言っても、色々な状況があり、スタンスや立場の違いからそれぞれ見方や意見が違って来ると思います。(大人の対応をお願いします)
<色々なケース毎に提案して行きたいと思います>
(こんなケースに対し聞きたいと言うご提案があればお申し出下さい)
【1】先ずは、海の中で想定される事故はどんな物が考えられますか?
<セルフダイビングで、自分が重い圧力傷害(減圧症等)を被った。>
〔事故の発生状況〕
・エアー切れを起こしパニックになり急浮上
・ドライスーツの排気がうまく出来ず急浮上
・レギュレータが故障しパニックになり急浮上(エアー停止・フリーフロー)
・フィンが脱げて パニックになり急浮上
・マスクを蹴られパニックになり急浮上
・BCDにエアーが吸気され続け急浮上
・アップカレントにつかまり急上昇
・波酔いで気持ちが悪くなり急浮上
・水中拘束によりパニックによるエアー切れによる急浮上
・危険な水中生物との接触でパニックになり急浮上
・減圧中にエアーが無くなり減圧を無視して浮上
・ダウンカレントにつかまり急降下
・BCDにエアーが入らず水底に墜落
・耳抜きが出来ずにヴァーティゴを起こした
・頚動脈洞反射でハイポキシアを起こし水中で意識を失った
・リバースブロックで無理に浮上
・高所移動による減圧傷害
・浮上スピードに関する知識不足による減圧傷害
☆まだまだあるとは思いますが、取りあえず思いつくまま(表現に不適切なものがありましたらお知らせ下さい)
他にもありましたら、どんどん書き込んで下さい。
圧力傷害のほとんどが、浮上スピードによるものが多いように思います。
急浮上に伴うエア・エンボリズムによる突然の意識喪失により死亡する場合や、パニックによる海水の誤飲で溺れる場合もあると思います。
【質問1】仮に上記のような事故が起こり、傷害を負ったと時事故の責任は誰に有ると思われますか?
1、自分自身
2、バディ
3、バディシステムを守っていなかったバディ
4、リーダー
5、自分をロストしたリーダー
6、チームの連帯責任
7、企画立案者
8、海況を判断した人
9、その他
【質問2】100%でなくても、自分以外に責任が少しでもあると思った方、理由と根拠を教えてください。
【質問3】上記の事故が、サークル内の講習中(*無料)に起こったら責任の所在は変わりますか?(*無料:テキスト・申請料・保険料等実費等以外が無料)
【質問4】講習中、デモンストレーションを行っていたりして、一瞬目が受講生から離れる場合もあります。
ケースによっては、近くに居ても急浮上を止められない場合もあります。
その様な状態で事故が起こった場合、皆さんはインストラクションしている側が、どのような場合に責任が発生すると考えますか?
【お願い】
ここで言う責任とは、民法709条の故意又は過失による損害賠償責任に限定して考えて下さい。
責任があるとするためには、そこに法要件として故意は置いといて過失が無ければなりません。
事故って案外あっけなく、自分が思っているより割とあっさりと起こるものですよね…
トータル本数100本にも満たない男の意見ですので参考にならないと思いますが。
【質問1】
最終的には「1、自分自身」なんでしょうね。メンタル面、スキルなどなど。
極論を言ってしまうと「メンタル、スキルに自信がなければやるな」ってことになるのかなぁ。
【質問2】
あえて言うなら「その場の雰囲気」なのかなぁ。
無責任な言い方ですけどね。自分自身にブレーキがかければ大丈夫だった。
けど、みんなやっている→無理をした→パニック起こした等→事故
ってのもあるのではないでしょうか。
かなりあいまいな言い方ですけどね。
【質問3】、【質問4】はパス。
ここまで書いてて、奇麗事だけ並べようとしている自分が本当、嫌になってきてます。
上級者として、こういう場で活動するにあたり、まさに悩ましい状態なのではないでしょうか?
私もまっつぁん同様、たいした経験はありませんけど、具体的に質問の答え、というよりも私が思ったことを少し。
この場に来る人達は、自己責任論は口をすっぱくしていわれているので、命を落とさない限りの事故については、自分が悪かったんだと言ってくれるでしょう。
しかし、問題は死人に口なし状態で、ダイビングを知らない遺族に遺体が引渡された時に、どう思うか?ということだと思います。
もし、私が死んだ場合はどうでしょう?、mammy♪はダイビングを知っているので、責任追及などはしないでしょう。
しかし、私もmammy♪も死んだ場合、両方の親や子はどう思うでしょう?
事故だったと説明しても誰の責任?と追求するかもしれません。私も親や子にそこまでダイビングの自己責任論を唱えてはいません。
そして、世間一般の人から見ればダイビングは冒険のようなものだと捉えられてると思います。好き好んで、水の中に入っていくわけですから。
レジャー保険などでも、ギリギリ保険適用にはなってると思いますけど、かなり危険なスポーツとして捉えられてるようです。
そこに、上級者と下級者がいれば、責任論は当然上級者へ。
記憶に新しいところでは、片山右京さんが富士山で2人の友人をなくされた事故があります。3人ともヒマラヤ級の登山をする方だったようで、右京さんの責任は追及されなかったと記憶しております。この亡くなった方が、もし山岳初級者だったなら、責任論は当然発生すると思われます。(その前に当然、そういう初級者を連れては行かないという判断はされてると思いますが)
台風に出掛けるサーファーはどうでしょう? よく流されて救助の方に迷惑をかけてると思います。これも上級者同士なら、責任論と言うよりも大ばか者で終わるかもしれませんが、上級者が初級者を連れて行ったなら・・・
例えが若干ずれてる気もしますが、一般人目線(遺族・弁護士)で言うと、冒険(ダイビング)に上級者(773さん?)が初級者(私のような者)を連れて行ったと思われるのではないでしょうか。セルフであろうがガイドであろうが。死んでしまえばダイビングを知らない者が訴え、知らない者が裁くという現実。
そして、最近この手の話を聞いて思うのは、さびしいけれど上級者と初級者の住み分けをするしかないのかなぁ? などと。
例えば、DM以上参加限定企画とか、RED以下限定など、互いに責任が及ばないのは同じレベル同士しかないような。
なにはともあれ、死なない以上は大丈夫だと思われますが、死んじゃったら、さあ大変ってことに。
ここにこうやって書いてることも予見できたんじゃないか?とか、証拠として使われたりして・・・
下級者としては、上級者に迷惑をかけてしまうんだということを肝に命じ日々精進するべし。
基本的に自分自身。
【質問2】
その全ての責任まで負えないが、バディとして可能な限り助ける義務はある。でなければバディシステムの意味が無い。
【質問3】
講習中であればイントラが負う責任は大きくなると思います。
特にOWの講習だったらイントラの責任はかなり大きいと思います。
【質問4】
必要な安全対策を怠っていた場合。
※質問2〜4はCカードホルダーなら当然知っていたり、できなければならない事を守らずに起こったものについてはその限りではないと考えます。
セルフで潜るならほとんど自分自身で対処できなきゃいけない内容ですね。
・エアー切れを起こしパニックになり急浮上
現在のエアの残量で、
あと何分潜ってられるかなんて計算すりゃわかりますよね。
・ドライスーツの排気がうまく出来ず急浮上
吹き上がりでどうしようもなくなったら、
首か手首から水没覚悟でエア抜いてでも浮上速度を制御します。
ドライ着るなら常識として知っておくべきこおでしょう。
水が入る前に浮上速度コントロールできちゃうことも多いですよ。
・レギュレータが故障しパニックになり急浮上(エアー停止・フリーフロー)
セカンドステージの不調ならば、自分のオクト使うって手もあります。
どっちのセカンドもだめなら、
BCのインフレーターホースの排気ボタンと吸気ボタンの同時押しで
エアの確保はできます。(このくらいは練習しておいた方が良い)
ファーストステージが往っちゃってる時は、
ファーストステージ外してタンクから直接空気吸うって手もあります。
(辰巳のプール講習で、やってる人いません?w)
・フィンが脱げて パニックになり急浮上
水中でフィンの脱着なんて
いつでもできるようにしておくべきでしょう。
・マスクを蹴られパニックになり急浮上
蹴られるほど接近しちゃうのはOW取りたてのころはよくありますね。
講習ポイントで人間が上から落ちてくるとか…
OWのカードを持ってるってことは水中でのマスク脱着はできた!はずですし、
1分間程度のマスクなしダイビングは経験してるはずです。
たまにその事を思い出して、対処のイメトレしておきましょう。
・BCDにエアーが吸気され続け急浮上
BCのホース抜けばいいじゃん…
・アップカレントにつかまり急上昇
・ダウンカレントにつかまり急降下
地形をきちんと把握しましょう。
で、発生しやすいカレントと対処について
現地ガイドにちゃんときいておきましょう。
・波酔いで気持ちが悪くなり急浮上
気持ち悪くなったら、水中で吐いてしまえばいいんです。
レギュレータくわえたまま吐けますよ。
(私、ちょくちょく吐いてます)
・水中拘束によりパニックによるエアー切れによる急浮上
水中拘束はなるべく避けたいですね。
たいていは、ひっかかりを感じたらすぐに急停止/後退すれば
避けられるはずです。
拘束されるようなものがあるところではゆっくり進みましょう。
ホンダワラの量がものすごいところや、
漁師の網が入ってることの多いポイントで潜る時は水中ナイフ必須ですね。(葉山とかw)
井田なんかも潜水エリアぎりぎりのところには網が入ってることがあるので要注意です。
・危険な水中生物との接触でパニックになり急浮上
そもそも生物に触るな!ってことなんでしょうが
もし触っちゃっても止まって冷静になってから
どうするか考えるしかないですね。
・減圧中にエアーが無くなり減圧を無視して浮上
たま〜にやらかす私が言うのもなんですがw
減圧潜水は計画的に行わなければなりません。
深度プロファイルがどうなるか想定したうえで必ず潜ります。
自分のエアの残量で何分減圧停止してられるか計算できないようなら
減圧潜水なんてするべきではありません。
減圧するつもりなしに、あ〜DECOでちゃった〜
なんていうのは最悪です。
・BCDにエアーが入らず水底に墜落
器材背負った段階で、
BCにエアはいるかチェックしてないなんて、だめでしょう。
インフレータホースからはいらなきゃ口でいれてもいいんだし。
また、器材あらったあと、空気入れて干しておいてパンクしてないか
チェックするのは常識でしょう。
・耳抜きが出来ずにヴァーティゴを起こした
耳抜きが出来ない状況で無理して潜らないのは当然のことです。
耳抜き関係なしにヴァーティゴになることもあります。
透明度悪い時やナイトでの中層移動時なんかは指標がないのでなりやすいです。
その場で止まって泡の方向で上下を確認し、体制を整えればたいていの場合は落ち着くはずです。
誰かと一緒に潜ってる時は落ち着くまで遠慮なくみんなを待たせましょう。
どうしても落ち着かない場合はかなりヤバい状態ですので、
誰かに浮上させてもらうか、自力でゆっくり浮上するしかないですね。
・頚動脈洞反射でハイポキシアを起こし水中で意識を失った
あ〜 これは自分じゃ対処できないか…
事前に対処できるのは…ん〜ドライの首は自分に合うサイズに調整しておくとかくらいかなぁ…
・リバースブロックで無理に浮上
めちゃくちゃ痛いんですよね…リバース…
絶対に無理しちゃいけません…
・高所移動による減圧障害
高所移動前に必要な水面休息時間確保は自己責任でしょう。
・浮上スピードに関する知識不足による減圧障害
浮上スピードのコントロールも自己責任でしょう。
急浮上したら何がおこる可能性があるか知らないならCカード捨てるべきでしょう。
【質問3】
OWの講習中であった場合、
受講者に体調管理させ問題があったら申告させる。
また、事前に必要な知識をつけさせておくことを含めて
講習者に責任がふりかかってくるでしょう。
それ以上の講習ならば、そこまでの責任を負う必要はないと思います。
安全潜水に対し強く憂慮をしている一人として発言します。
ただ、私が発言すると炎上するので、最低限だけ。(お手柔らかに)
事故発生状況(追加)(私が起こしそうな事故です)
・潜水中窒素酔いになり、レギュを外し溺れ
・2日酔いにより潜水中嘔吐、気管に詰まり窒息
・睡眠不足、により耳抜きが上手くできずリバースブロック。
・アルコールによる脱水症状により潜水中足がつり皆とはぐれる。
・あまりの透明度の悪さにパニック
責任について
【質問@】自己責任が大前提です。
ダイビングのスキルは個人差があり、本数では図れない。ましては何の法的
拘束力の無いダイビングのライセンス(特にアマチュア)ですから、ランクが上だからといってその人のほうが、スキルが上であるとか、責任を持つべきである
というのは不合理です。
バディー同士、自己及びお互いに対する安全を管理しお互い対等な責任を負う
というのがセルフダイビングの基本だと思います。
【質問A】プロレベル(DM以上)については、より過失責任が問われると思います。
しかし、危険を承知の上で自己責任で潜っている以上明確な過失があるか
証明する事は難しいのではないでしょうか?
ましてや、DM以上とはいえ、お金を取ってガイドしているのではなく一緒にFANダイビングしている場合、カードのランクは関係なくなるでしょう。
ダイビングに誘うのも上級者が下級者を誘うとは限りません。
但し、皆さんの言うように死人に口無し。訴えるのは家族になります。
また、日本国内では、既に免責同意書の効力は無くなりましたし、責任を追及されます。上記の1〜8全てに責任が科されるのが今の風潮だと思います。
yuckeyさんのいうように、「ここにこうやって書いてることも予見できたんじゃないか?とか、証拠として使われたりして・・・」ということは大いにあると思います。このHPを見てこのサークルに入ってくるのですからね。
だからこそこの場で安全について意見を交わすことがmoguringを守る為にも必要だと思います。
【質問3,4】ただ、セルフダイビング(FAN)と講習は異質な物であると思います。
講習の場合、料金の有料無料にかかわらず、必要な安全管理を行う必要が
イントラ側にはあると思います。安全管理(講習中DMを張り付かせデモ中でも
講習生の安全を確保するとか)をしていても、パニックを起こして溺れた場合、
イントラには過失は無いと思います。
事故の責任論に関しては、経験本数とは余りリンクしないのかな?と思っていましたが。
経験が長い分、色々なダイビングに関る事故のニュースに触れる機会や、ヒヤリ・ハットを経験している分、見方が違うかも知れません。
>「メンタル、スキルに自信がなければやるな」ってことになるのかなぁ。
最初からスキルが有る人は居ないと思います。
メンタル関連に付いても、経験や練習によって克服出来ると考えています。
自信がなければやるな。では無く、自分のレベルに合ったダイビングを楽しみながら、スキルアップをしていけばよいのではないかと思います。
本数に関係なくCカードを取得したと言う事は、自分たちだけで潜れるスキルがあると言う事です。
PADIのHPにOWに必要なスキルチエックシートがあります。
あなたのスキル習得度をチェックしてみましょう!
皆さん完璧に○が付きましたか? 出来ると実践では違うかも!
【質問2】100%でなくても、自分以外に責任が少しでもあると思った方、理由と根拠を教えてください。
>みんなやっている→無理をした→パニック起こした等→事故
これは、みんながやっているから、無理をした ⇒ 結果的に自分に無理をさせた。
だから自分以外の人にも責任があると言う事ですか?
*中々、断る勇気は難しいですね。773は、自らがダイビングを中止するのに、理由を述べる必要は無いと思っています。
>奇麗事だけ並べようとしている自分が本当、嫌になってきてます。
是非綺麗事ではなく、忌憚のないご意見をお伺いしたいと思います。
【質問3】、【質問4】に付いても是非貴兄のご意見をお願いします。
1. 自分自身
【質問2】
質問1 に対する答えは、理性的に考えられた場合だと思います。
理性的ではなく感情的になった場合、責任と原因(要因)を、混同もしくは連携させてしまうように思います。
海況が悪かった、ロストされた、周りが止めてくれなかった、等。
事故になった時、本人および周囲の人が、どれだけ理性的でいれるものなのか、原因と責任を分離して考えられるか、「べき」と実態に乖離が無いのか、という点が、私は気になります。
【質問3】
OW 取得の講習については、一旦、責任の所在はイントラの方にあると思います。ダイビングのスキルを教授することと、安全に帰ってくること、この 2 つが OW 取得時におけるイントラの方の役割だと思っているからですが、もし違っていたら、すみませんがご指摘下さい。
ただし最終的に責任が 100% イントラの方にあると思っている、という意味ではありません。仮に事故が起こった場合でも、どこまで安全管理をやっていたかを精査して、責任の所在を確認していくことになるのではないかと思っています。
AOW 以上の場合は安全管理を含めてダイバー自身にあると思いますが、たとえば Deep 講習で初めての深度だった、等のケースは、審議すべき内容になると思います。
【質問4】
うーん、安全管理を怠った場合、ですよね。内容によって責任は分かれると思いますが、事前準備で避けられた場合は、責任が問われると思います。デモンストレーションを行う前に、生徒がしっかり着底できていて意図して何かしない限りは浮かないはず、という状況を作っていなかった、とか、目の届く人数以上で講習を行ったり(人数って制限されているのでしょうか?)、危険な海況で講習を強行する、とかでしょうか。3 と重複しますが、OW 以外の講習だと、外れる項目が増えるように思います。
こうやって考えてみると、OW の講習って、イントラさんにとって、相当ストレスですね。
危険を避けるためには、危険があることを知る必要があると思います。これが結構難しいと感じます。イントラさんやガイドさん、バディが安全を徹底してくれた場合、親の心子知らず状態で、ダイバーに危険度が伝わらない場合が少なくないと思います。ヒヤリハットに遭うのはよくないですが、遭うと、事故のシミュレーションパターンは増えますし、自分の危険察知度もあがり、アンテナも張れます。でもホントに危険だったりもします。
ダイビングは、「楽しい」「素晴らしい」が前面に押し出されていて、危険が伴うということを学習できる場が、初期ステップに少ないように思います。レスキューになる時に入ってきますかね?初期であまり多く伝えられないのは、危険性について伝えることが却って危険を呼ぶ可能性があるからだと思いますが、AOW 以上の講習では、危険な状況をもっと伝えられるようにした方がいいのかもしれません。車の免許を取る時の、危険映像集じゃないですけど。
なお私は、
・浮上スピードに関する知識不足による減圧障害
で減圧症を起こしました。773 さんの言われる、「できる」と「実践では違う」でした。
まさに其処のところが問題なのです。
先ずダイバー自身の皆さんの事故に対する意見をお聞きした後、万が一死亡事故に発展した場合、遺族の方はどのように判断されると思うのだろうと。
民事裁判になっている殆んどが、死亡事故による遺族からの訴訟だと思います。
怪我の場合特殊なケースを除いて、賠償問題で訴訟になっているケースは少ない気がします。
理由としては、
1、怪我をした人が自己責任として損害賠償を請求していないケース。
2、ショップ(保険会社)が責任を認め、治療費等を保険対応で示談としているケース。
☆個人的には(2)のケースは殆んど無いと思います。
>レジャー保険などでも、ギリギリ保険適用にはなってると思いますけど、
>かなり危険なスポーツとして捉えられてるようです。
ここが摩訶不思議? レジャー保険?とは、一般的に普通傷害保険(基本就業中担保)の事を指しますが、ダイビングは危険なスポーツの部類には入っていませんし、職業としてのダイバーも危険な職業として保険料の割増はありません。
保険の統計上のデータを見た訳ではありませんので何ともいえませんが、毎年海水浴客が海で沢山亡くなわれている数から見ると、ダイビング事故の絶対数はもしかしたら少ないのかも知れません。
☆保険の事は、また別の機会で色々話し合いたいと思います。
>上級者と下級者がいれば、責任論は当然上級者へ。
何を持って上級者・下級者というのでしょうかね?
Cカードのランクの事なのでしょうか?
レベル的には私とYuckeyさんの違いなど無いと思います。
違いと言えば、民間の株式会社が経営している指導団体のカードを、発行できるかどうかの違いです。Moguringのメンバーであれば、誰でもインストラクターになれるスキルは持っていると思います。
>バディとして可能な限り助ける義務はある。
義務ですか… せき坊さんとは、まだ一緒に潜った事はありませんが、一般的にバディーシステムが完全に機能していると思っていますか?
せき坊さんはショップでも潜られると思いますが、初めてお会いする方とバディを組む事もあると思います。せき坊さんは常に相手の事を意識して潜っているとおもいますが、相手はどうでしょう?対ガイドになっていませんか?(全てとは言いませんが)
チームの中でバディをもしロストして事故にあった場合、バディに責任があると思いますか?
>OWの講習だったらイントラの責任はかなり大きいと思います。
OW以外の講習無料講習だったら、どう思いますか?
みなさんの意見は、OW以外は自己責任論が多いみたいですが、違う場合はまたご意見を聞かせてください。
>必要な安全対策を怠っていた場合。
言葉でいうのは簡単ですが、必要な安全対策とは何でしょうか?
事故があれば、必要な安全対策がなされていなかったと言う事になりますかね。
賠償責任が発生するためには、故意・過失が無ければ発生しません。
後で実際の判例に基づいて、皆さんで考えて行きたいと思います。
>セルフで潜るならほとんど自分自身で対処できなきゃいけない内容ですね。
その通りだと思います。もっと言うならセルフじゃ無くても、このくらいのスキルは持っていてあたり前でしょ!と言いたい(w_−; ウゥ・・
ただ、これも知ってる事と、出来るは違うということです。
知り合いのリゾートダイバー(100本以上)が、ダイビング中フィンが脱げ海底に沈んで行く光景を見てパニック状態になり急浮上をしました。バディだった1,000本以上のイントラは、どうやっても浮上を止められませんでした。
結局エントリー直後だったので一緒に吹き上がってしまいましたが、後で話を聞いたところ、片フィンでの泳ぎ方は講習で聞いた事はあるが、実際に練習はした事が無かったとのことでした。その時は自分も海底に沈んで行くのでは無いかと言う恐怖で一杯だったとか。
中々海で練習出来なくても、辰巳のプールなどで練習できる項目は沢山あると思いますよ。
>それ以上(OW)の講習ならば、そこまでの責任を負う必要はないと思います。
ステップアップ講習は個人責任論が強いですね。
問題はやはりOW講習ですかね? 私は怖くてOW講習は出来ません。
また、たった海洋実習4ダイブ位で安全管理が出来るダイバーにする事なんて到底無理です。
事故事例は、範囲が余りに広いので圧力傷害(障害)に限定していましたが、逆にそれ以外は少ないかも知れませんね。
>アルコールによる脱水症状により潜水中足がつり皆とはぐれる。
しんちろさんらしいトラブルですね。しんちろさんがはぐれても、誰も心配しませんが、(いや!心配したな!思い出したぞ!)残ったバディが心細い。
>プロレベル(DM以上)については、より過失責任が問われると思います。
プロレベルってなんでしょう?
メンバーの中では、OWでもDMやOWSIより高いスキルを持っている人もいると思います。
PADIのインストラクターの資格が「金で買える」と言っている人さえいます。(PADIのインストラクター自身が匿名を条件に指摘している。773では有りません)つまり、インストラクター試験を受けるほとんど全てが、人命を預かるインストラクターに簡単になれてしまう事実。ダイビング講習生やファンダイバーが事故にあった際に、例えば海辺から浜にタンクや重りなどの器材を身につけたダイバーを引きずり上げるだけの体力が、どう見てもないような小柄な女性(女性であることを言っているのではない)でも簡単にとれてしまう事実です。
>上級者が下級者に付いては、先ほども書きましたが一般的には認識されるのですかね。
>既に免責同意書の効力は無くなりましたし、責任を追及されます。
OWの場合、初めてダイビングの講習を受ける人に対して、「講習中は、自分自身で危険を避ける努力をし、仮に事故が発生して傷害等を負っても自分の責任であることを了解します。」とは。これができないから、お金を払って講習を受けるのに。
これでは教えることの責任の放棄していますよね。
現在法的には「公序良俗に反する」として無効という見解がはっきりしていますが「私が被るかもしれない傷害や損害、最悪の事態に関して私と私と関係のあるいかなる者も訴訟の提起及びあらゆる要求を放棄することに同意いたします。」この部分が、署名者に自らの基本的人権の放棄を求めているものと同じこという事で、無効になっているんだと思います。
免責同意書自体が、「公序良俗に反する」として無効だからといって、だから責任が発生するんだとはならないような気がします。
インストラクション中には「ダイビング中の義務と法的関係として注意義務」があるとなっています。
サークル活動のセルフダイビングにおいて、DM以上のカードホルダーにダイビング中の法的な注意義務があるのでしょうか?
(どうやって調べれば良いか分かりません)
>料金の有料無料にかかわらず、必要な安全管理を行う必要が、イントラ側にはあると思います。安全管理(講習中DMを張り付かせデモ中でも講習生の安全を確保するとか)
これも後で判例を紹介いたしますが、ショップでの事故ですがイントラが講習生をDMに見るように指示した時点で、イントラの責任は無いとした事例があります。その場合逆説的に見れば、託されたDMの責任となります。(下級審なので確定では有りませんが)
⇒その節はスミマセンでした。(;;)
>プロレベルってなんでしょう?
言葉の通り、ダイビングのガイドをしてお金を貰うことの出来るレベルということでしょう。
しかし、カードを持っているからといって皆を助けられるわけではないと思います。
そこまでキャシャな人で無くとも、僕を浜に引きずり上げることができる人は少ないと思う。。
プロの責任とは、事故が起こらないように考えうる予防策を講じることであり
事故そのものに対する責任では無いと思います。
PADIの教本にも二次災害を起こすような救助は禁止されていたと思います。
たとえば、急浮上する人を助けに行って自分も急浮上し減圧症になるとか。。(カルネデアスの船板)
実は私も助けに行って足に掴まられて、一緒に急浮上した事がありますが。。(+_+)
セルフダイビングの場合、お金を取らない時点でプロである事を放棄している訳ですから、プロであるが上に負うべき義務の範疇外だと思います。
但し、その知識と経験、スキルにおいて最善の方策、行動をとる「よきサマリア人」であるべきだと思います。
>海況が悪かった(のに中止にしなかった)、ロストされた、周りが止めてくれなかった、等。
これは【質問1】2〜8全ての人の責任という事ですかね?
実際に事故があると、その様に考える人も出てくる可能性はありますね。
ここで見ている分には、そんな馬鹿な!と思いますが…
別のセルフダイビングサークルの掲示板にこんな事が書かれていました。
「私の友人でダイバーの女性が、MIXで知合ったダイビングサークルの見ず知らずのメンバーに誘われ、セルフダイビングに出かけ、アップダウンのダイビングをさせられ、減圧症になってしまいました。彼女は100本以上のベテランでした。まったくひどいサークルもあるものです。」
この文章おかしくないですか?
>どこまで安全管理をやっていたか
何を持って安全管理上の過失と言うか興味のあるところです。
指導団体に基準(人数比1:4)で安全管理義務違反として刑事処分を受けた事例。
これも後で、体験ダイビング時における判例ですが検証したいと思います。
皆さんやはり、OW講習とそれ以外の講習では区別されているようですね。
>(OW講習以外でも)事前準備で避けられた場合は、責任が問われると思います。
なんでしょうね?講習なので、やはり講習に適した海況ですかね。
講習を頼んでる状況下では、インストラクターに中止にしたいとは言い辛いですかね。
民事上の賠償責任と刑法上の問題をごっちやにすると、わかり辛くなりますが、「業務上の一定の業務に従事する者が、その業務上に必要な注意義務を怠ると、一般の過失致傷罪・過失致死罪よりも重く罰せられます。」
この業務上というのは、商売として行っていなくとも講習等継続性があるものだと、業務中と判断される事になると思われます。
そして、刑法上の責任を問われると、民事上の責任にも大きく影響してくると思われます。
これも後々触れますが、業務上か業務外かによって賠償責任保険上の引き受け方法が変わってきます。
本当か嘘かは分かりませんが、ダイビングが危険を伴うレジャーで自己責任を前面にだすと、お客様が来なくなり、ダイビング人口が減り、しいてはダイビング業界の衰退を招き器材などの販売が伸び悩み価格が高騰する恐れもあると懸念する人もいるようです。
>浮上スピードに関する知識不足による減圧障害
やばヾ(-- )ォィ andさんに言わせると、Cカードを捨てるべきとな(ノ_-。)
>> 海況が悪かった(のに中止にしなかった)、ロストされた、周りが止めてくれなかった、等。
> これは【質問1】2〜8全ての人の責任という事ですかね?
状況とその人の判断というか感覚によると思いますが、ここは想像で書いているので、どれ、という特定はできません。
が、想像で続けますと、責任を問われる可能性があるものと無いものがあるように思います。あと、程度があるかも。
理性以外の判断が入った場合、という前提ですのでちょっと余計かもしれませんが、次のとおりです。
2. バディ → 明確な過失が無い限りは無いか
3.バディシステムを守っていなかったバディ → ある
4. リーダー → (役割が不明確なので)ある
5.自分をロストしたリーダー → ダイバー的には違いますが、4 と同じ理由であり
6. チームの連帯責任 → あるがぼんやりとした責任になるので、責任の程度は低め
7. 企画立案者 → スキル不足に言及された場合はあり得るが、本人の自己申告での参加だと程度は低めか
8. 海況を判断した人 → リーダーと同義?
危険を前面に押し出すと尻込みする人が増えのでは、と思ってしまうのは分かります。安心感を与えようとする事を感じることはありますね。
ただそう言ってしまうと、相手に伝えなかった危険の分を自分で被る状態になってしまうので、ショップ側もつらいよな、と思います。
> C カードはく奪
すみません・・・。
棚に上げて言う訳ではないですが、企業や学校で、慣れたころに再度初心に戻るような研修が導入されている場合ってありますよね。ああいうのを導入できると良いかもしれないですね。持ってる人向けの再勉強会。自分でやれ!はごもっともなんですけど。
今回、責任と書いているのは広義の責任ではなく、民法709条における過失責任に基づく損害賠償責任に絞って意見を聞きたいと思っています。種々同義的な責任は有ると思います。
>2. バディ → 明確な過失が無い限りは無いか
>3.バディシステムを守っていなかったバディ → ある
バディの 明確な過失ってなんだろう?
バディシステムって、形骸化した常識のような気がする。
バディシステムを守っていなかったってどっちが?両方でしょう!
>4. リーダー → (役割が不明確なので)ある
>5.自分をロストしたリーダー → ダイバー的には違いますが、4 と同じ理由であり
役割が不明?(期待値ですか?誰の?)何を持ってして過失責任を取りますか?
6,7,8も似たような事なのでカット!!
そうすると、やーちが提案していた、moguring憲章などが必要ですかね。
☆ セルフダイビングを行う上では、いちいちそんな物を作らなくても自己責任だと言う事位は常識だと思うのだが、甘いのかな?
>自分でやれ!はごもっともなんですけど。
☆ ごもっとも。何故人のせいにするかな?
でも今回みなさんが色々書き込んでくれた事で、ずいぶん勉強になっている人も居るんじゃないかな?
日頃ダイビングに参加していないメンバーさん達の意見も聞きたいな。
実際サークル内で講習を受けた人の意見も聞きたいので是非ご意見を下さい。
この手の話題は重くて難しいですが、ダイビングをする以上、避けられない問題です。
773さんが挙げてくださった、海の中で想定される事故は、
体調管理やポイントの予習含めた準備、機材の適切なメンテ、
慎重な行動、心の余裕と落ち着いていることで、だいぶ対処できるように思います。
【質問1】は、やはり自分自身だと思います。そういう気構えで潜らなきゃ。
ロストされるのは自分にも原因があるからだし、海況判断、企画立案などは、異議や不安な気持ちがあれば、伝えるなり、自分だけでも中止すべきです。
【質問2】うーん。でも、773さんの書かれたように、ショップの指示で初めてバディを組んだ相手に、予想外の行動をとられたことがあります。
バディと、「バディシステムに対する意識」が共有できていなかったりすると、「バディシステムが機能しない」状態になって、その時私はそれにとっても気をとられました。
それで何か事故があった場合、連帯責任でイーブンになるとしたら、気にしていたほうは納得いかないですけど・・・
【質問3】有料でも無料でも同じだと思います。
講習する側はできるだけ整った環境を作り、最大限に注意を払ってあげる必要があるとは思います。
OWとそれ以外を明確に区切るつもりはありませんが、初めてダイビングをしているという意味ではOW講習生に対してはより責任があるんだと思います。
Cカードを取っていれば、必要最低限のことは自分で理解している、できる(もしくは経験を積むうちにできてくる)はずなので、講習する側の責任は軽くなると思います。
【質問4】アシスタントをつけたり、講習生の数を制限するなどしていなければ責任が発生すると思います。
裁判沙汰にでもなれば、世間はやっぱりカードランクで判断してしまうんだと思います。
なのでyuckeyさんのおっしゃること(ランクわけ)も「責任」という問題においては一つの解決策なのかなぁ、
でもそれは保守的で、後の人が続かないかも。
事故を少しでも減らすために、ランクにかかわらず、セルフダイビング・バディダイビング・安全管理に対する意識レベルの差(経験によって意識レベルも変わりますが)を
縮めたいと思っています。このように議論したり、啓蒙活動をすることは、サークルの組織として今後必要だと思います。
また、ひらやーちのコメントでありましたが、スキルや知識のブラッシュアップも必要ですよね。
先日講習に同席させていただき、デモンストレーションをさせていただきましたが、大変よかったと思っています。
自分ひとりではなかなかやりませんものね。
モグる時にバディやチームで、今日はこれをするってテーマを決めた1本をやるっていうのもいいかもしれませんね。
拙いですが、以上のようなことを思いました。
しかし本来ならCカードを持っているという事はバディシステムをはじめ、PADIのチェックシートにあるような事はできて当たり前でなければならないハズなんですよね。
そしてそれができないうちは認定しちゃダメだと思うんです。
その事をショップに指摘した事もあるのですが、曰くPADIの基準に沿って認定してるから問題ないそうな。私はただのAOWなのでPADIの基準が悪いのか、実はショップが手抜きしてるのかわかりませんけど、厳密にやったら商売にならんってのもわからんではないですがね。
講習の場合の必要な安全対策>
デモで目を放してしまうならアシスタントに監視させるとかですね。
あと講習を受けるという事はそれまで知らなかったり出来なかった事を習うわけで、その事に起因する危険に対する安全対策という事です。例えばディープSPなら事前に窒素酔いについてちゃんと理解させたか?など。
バディをロストした場合>
ロストした事自体は双方に責任があると思います。しかし事前に合流方法を決めてあったのにそれを守らなかったのならば、守らなかった側の責任だと思います。
あとロストした後で起こる事については、Cカードホルダーならできて当たり前の対応ができなくて事故になったのなら、その事故自体は事故を起こした当人にもある程度責任があるかと。
もっともロストさえしなければ事故は無かったという話になるでしょうから、どういう状況でロストしたのかによっても責任の大きさが違うとは思います。
例えば、片方が写真を撮ってる間に、もう片方が勝手にいなくなったとなれば、勝手にいなくなった方の責任でしょう。
>【質問2】
>あえて言うなら「その場の雰囲気」なのかなぁ。
と考えているのは、軽率なように思えます。
私は、まっつぁんといえば先日の大瀬ロスト事件(私リーダー全5人・透視5m弱・湾内)が頭を離れないんですが、事故が起きれば雰囲気で責任がどう?こう?という話じゃありません。
前のダイビングで、耳が抜けないと訴え、砂煙を上げてプチパニックだった姿を見ているので、−23mでいなくなった時にはほんとビビリました。
透視の悪い中探し回り、必死で中層を浮上し水面でも発見できない。波打ち際にも見当たらない。もうサービスに駆け込むしかないと思い必死に水面を泳ぎました。
そしたらさっさと上がって片付けをしているという、驚くべき行動でした。せめて、波打ち際で手をふり我々に無事をアピールしてて欲しかったです。
正直、無事とわかったときには安堵とともに怒りがこみ上げました。
本題とずれてすみません。
しんちろさんのご意見
>お金を取ってガイドしているのではなく一緒にFANダイビングしている場合、カードのランクは関係なくなるでしょう。
は、ダイバー主観の論理であって、実際に事故が起こればどうなるでしょう?
そう訴えたとしても遺族は一般人だろうし、調査(警察?)も弁護士も裁判官もダイバーではないでしょう。それらの人にカードのランクは関係ないと納得させられるでしょうか。事故処理担当の人たちにとって、書類上で判断するにはカードランクが一番明確だと私は思うのですが。(スキルや本数などの情報よりカードランクが明確ということ)
>773さん
保険のことは私の認識が間違っていたようですね。
共済の方だと、種目ごとに3ランクあって一番危険な方に分類されてました。
遠井のダイビング保険には、賠償責任保険が付いてますけど、上記まっつぁんの事例で最悪の状況になったとして、まっつぁんに賠償する場合、適用外なんてことはないですよね?
>毎年海水浴客が海で沢山亡くなわれている数から見ると、ダイビング事故の絶対数はもしかしたら少ないのかも知れません。
コレは海水浴客の方が、圧倒的に多いからでは? 少ない事故でも少ない人数で起こしていたら確率は高い。
上級者・下級者とは、まさしくカードランクです。上記しんちろさんのとこでも書いたように、明確に一般人が判断できるものはコレしかないと思います。今の日本の状態は、指導団体のカードで潜れるようになるわけだし、先生と生徒がいれば、教えていなくても先生に責任は行きますよね。押し付けてるわけじゃなく、一般的な人の判断として。免許持ってるのは俺しかいないけど、技術はみんな一緒ですと訴えても、事故処理担当は、でも免許持ってるのはあなたでしょと言いそう。
小柄な女性インストラクター、たまに見かけますが絶対的体力だったら私は負けません。極限の状態(激流の遭難など)だったらどっちが生き延びられますかね?
そうなったらそのイントラは助けようとしてくれるんでしょうか? また、私(アドバンス)に余力があったなら2時災害を恐れずに助けに行くべきなのでしょうか? 頼れるのは己の身体ひとつのみ(でも技術向上心がないとだめかも)
あー疲れた。・・・今日一日ものすごい文字数打ち込んだ。
この記事もすごいことになってる。
みんな読むんだろうか?たぶん高速スクロールされるのでは。
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【質問1】&【質問2】事故が起こった場合の責任の所在
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先日の大瀬で初めて先頭を務めた時のことです。ジュンコさんが後に、「耳が抜けなくて、あ〜どうしようかと思って、でも皆はどんどん行っちゃうし・・・」と言ったのを聞いて、私が思ったこと。【なんで潜降時にもっと気を使ってあげれなかったんだろう】。もしジュンコさんが耳抜きが出来なかったせいで何らかの障害がおきてしまったら、私は、その責任は私にあると自分を責めるでしょう。【私の責任だ】と。
でも違う立場で、自分が耳抜きが出来なくて、でも皆はどんどん潜降してしまって、耳が抜けないのに付いて行って、耳が痛いのが治らなかった場合。この場合、気を使ってくれなかったリーダーの責任だなんて考えは、絶対に出てきません。
このように、同じ人間でも立場が違うと全く意見が変わります。
事故が起こった場合の責任の所在について私が思うのは、
その場に居合わせた人、そのダイビングに関与した全ての人は様々な観点から、事故の責任を問われるリスクを負っていることを知ることが大事だということ。そして、各々の見解について、どの見解が正しいかを論議することは大切だけれど、結論として1つの正しい見解を定義付けることはおかしいのでは?ということです。
少し論点からはずれますが、セルフで潜る場合は、万が一の事故が起こったときの責任の所在について、自分の見方・意見に合うか、一緒に潜る人の価値観を見極めることも重要だと思います。
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【質問3】【質問4】
サークル内の講習で事故が起こった場合の責任の所在について
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私は、AOWの講習を773師匠にご指導いただきました。
OWの講習がとてもあっさりしていたので、これから先ずっと潜っていく上で、もう少し基本からやり直す必要を感じていて、773さんはOW剥奪されかねないスパルタ講習とのことだったので、私からお願いしました。
実際、講習はスパルタそのもので(特にナビ)、とっても内容の濃いものでした。
通常ショップで行われる有償のAOW講習がどの程度のものなのかは分かりませんが、無償にもかかわらず、ご尽力いただいた773さん、サポートいただいたmoguringの皆様に大変感謝しています。そして、自分も精進して、いつかは水中世界をより安全に楽しむ為に、アシストできる側になりたいと思いました。
ナビの講習中に水を飲んでパニックで溺れかけましたが、その原因は自分にあり、その場に居合わせた方々には全く非はなかったと思っています。
moguring内の講習では、何らかの事故が起きた際に、講習を依頼されたイントラ・DMの方が責任を問われるのは、理不尽なことだと思います。皆さん、自分の利益などないのに、OW剥奪寸前の私に本当に親切に、そして熱心にご協力いただき、ただただ頭が下がる思いです。
ただ、事故とは、不可抗力で起こるもので、防ぎようがないこともあるでしょう。
万が一事故が起きた場合に備えて、講習する側、受講する側のリスクマネージメントについて、講習を始める前に意見交換することも必要なのかもしれません。
長々と失礼しました。
yuckeyさん、私はこの記事、興味心身で読んでおります。
若干目が疲れますが・・・ たまには頭使ってWebページを読むのもいいですね!!
場違いだとは思いますが、改めてこの場でお詫び申し上げます。
もう一度先頭から読み返してみました。先日の一件も自分の軽率さが皆々様にご心配をおかけしているばかりか、一歩間違えれば上記の責任問題まで発展するということまで考慮していませんでした。心がけがかなり欠落しています。
自分の書き込みも、かなり安易な考えをしているということが皆様の書き込みを読み、痛感しております。
二度とこのようなことを起こさないため、皆様の貴重なご意見を参考にし、少しずつでもスキル、心がけ、知識等を身につけ、精進していきたいと思います。
皆さんの意見を考え過ぎちゃうと、自分の考えがまとまらなくなりそうなので、まずは自分の考えを書き込みます。書き込んだ後で、皆さんの意見をよく拝見させて頂きたいと思います。
=====
【質問1】仮に上記のような事故が起こり、障害を負ったと時事故の責任は誰に有ると思われますか?
=====
ダイビングは自己責任が大前提だと思っていますので、事故の責任は『1、自分自身』だと思います。潜っている時は当然、潜るか否かの判断、体調維持、器材のメンテナンス、etc.とほとんど全部が自己責任だと思います。例外は【質問2】の回答に書きます。
>2、バディ
>3、バディシステムを守っていなかったバディ
自分の安全を優先した上で、できるだけバディを助けることは当然だと思います。自分が助ける立場だった場合、自分が故意に事故を引き起こしていなければ、事故の責任はないと思っています。自分が助けてもらう立場だった場合も同様に、バディが故意の事故を引き起こさない限りバディに責任を追及することはしないでしょう。
ただ、実際に事故が起こった時は、努力をした側と事故の結果傷害を負った側では180°主張が異なると思いますので、バディやその家族から『お前が助けてくれれば事故は発生しなかった』と追求されるリスクはあると思っています。
>4、リーダー
>5、自分をロストしたリーダー
プロが有償で行うガイドと、有志のリーダー(先頭・ケツ持ち)とでは、責任の問われ方は違ってくると思います。何でを上手く説明できないのですが、少なくとも有志のリーダーには責任はないと思います。
>6、チームの連帯責任
>7、企画立案者
ここまでは責任を問われないと思います。
>8、海況を判断した人
最終判断は自分にあると思いますが、現地サービスの判断(荒れているIOPの潜水注意とか)はグレーゾーンな気がします。
>9、その他
本人はいたずら心でなんかして、それが原因で事故になることかな?具体的にはわかりません。
=====
【質問2】100%でなくても、自分以外に責任が少しでもあると思った方、理由と根拠を教えてください。
=====
他人の故意によることや、器材メーカーの瑕疵が疑われる場合の事故は、さすがに自己責任とは言えないと思います。
=====
【質問3】上記の事故が、サークル内の講習中(*無料)に起こったら責任の所在は変わりますか?(*無料:テキスト・申請料・保険料等実費等以外が無料)
=====
773さんにRED講習を受けている今の自分がこの立場ですが、AOW以上へのランクアップ講習は自己責任だと思っています。OW講習はダイビングを経験したことのない人に教える分、有償/無償を問わずイントラの責任を問われやすいと思います。
=====
【質問4】講習中、デモンストレーションを行っていたりして、一瞬目が受講生から離れる場合もあります。
ケースによっては、近くに居ても急浮上を止められない場合もあります。
その様な状態で事故が起こった場合、皆さんはインストラクションしている側が、どのような場合に責任が発生すると考えますか?
=====
イントラ、イントラをサポートするダイバー(プロ、アマ問わず)も、自分の安全を優先した上で行える、最大限の急浮上防止措置を行っていれば、事故の責任はないと思います(問われるか否かは相手次第なのでわかりませんが)。急浮上を止めきらないといけない法律上の義務もないんじゃないかなと思います。
しかし、急浮上に備えて相手のBCDの最大浮力を越える余計なウエイトを持って潜る訳にもいかないでしょうし、具体的な最大限の防止措置って難しいですね。最終的には裁判になるのでしょうが、どう裁き、裁かれるのでしょう?
事故が発生しやすい状況下で人に物を教えると言えば、運転免許教習所の教官が浮かびましたが、彼らにはどのような法律上の資格が必要で、どのような事故防止義務があり、事故が発生した時の責任はどこまで問われるのでしょう?
セルフで潜ってるので、自分自身の責任だと思います。たまに、いたずらで、背中に乗ったりする姿も見られますが、あー言う場合は話しが変わってくるでしょうが
【質問3】上記の事故が、サークル内の講習中(*無料)に起こったら責任の所在は変わりますか?(*無料:テキスト・申請料・保険料等実費等以外が無料)
【質問4】講習中、デモンストレーションを行っていたりして、一瞬目が受講生から離れる場合もあります。
ケースによっては、近くに居ても急浮上を止められない場合もあります。
その様な状態で事故が起こった場合、皆さんはインストラクションしている側が、どのような場合に責任が発生すると考えますか?
講習ですから、スキルをまだ身につけて無い人に、スキルを教えるって事ですよね。OWにしろ、AOW講習でも環境を整えて万全な状況で指導をしなければ、有料、無料に関わらず指導者に責任が出てくるのでは?講習中に事故が起こると言う事は、どんな事故(パニックに起因する事故も含む)であれ、環境を整えてなかった、事故の予見をしていなかったと言う過失だと思います。100パーセントでは無いにしろ、講習の場合は、指導者に責任が出て来ると思います。
私の質問の仕方が曖昧で、それぞれ違った責任論になってしまいました。
ここで言う責任とは、民法709条の故意又は過失による損害賠償責任に限定して考えて下さい。
責任があるとするためには、そこに法要件として故意は置いといて過失が無ければなりません。
ただ、責任を感じるだけでは話がまとまりません。
例えば、自動車事故で違法駐車の車にぶつかり、双方の車に損害が発生したとして、違法駐車している方も悪いのだから事故の責任は駐車していた側にも少しあると思いますか?
違法駐車していた車の方には、事故による損害の賠償責任はありません。
勿論行政上の違反行為による責任は有りますが、過失責任は問えないとされています。
もう一つ、損害賠償責任についての判断の仕方ですが、仮に死亡事故で遺失利益を含め5千万円の損害が発生していたとして、チーム全員に責任が同じ割合であるとすると、チームが5名でその中にあなたが居たとすると、あなたは自腹で一千万円払う責任があると言っていることになります。
もう一度、損害賠償責任の観点で見直して下さい。
シパダンやモルジブなどでは、現地ガイドはガイド(ライン取り)に専念、
残圧を聞くことも無く、安全管理はバディー同士で行いバディー同士で
フロートを上げて浮上というのがスタイルだと思います。(日本人ガイドの時は
もっと色々やってくれるけど)。責任と権限もその範疇であると思います。
しかし、日本国内では事情が違う。
ガイドやイントラに対し求める事も海外と比べると多大であると思います。
ここでは、その日本国内の事情に絞り議論しましょう。
先述したように、過失が有った場合の責任は問われる事があると思います。
では、過失とは何なのでしょうか?
カードのランクがレベル分けの唯一無二な物とすると、
たとえば、PADIのイントラである場合、PADIのルールに則ってガイドもしくは
インストラクションをしていた場合、過失は無いということになります。
それが、彼に与えられた責任と権限なのですから。
同時にOWのランクの人も、教本に書いている内容は、熟知していないといけないし、出来なければカードを持つ資格がない、もしくは出来ないことを人のせいにはできないという事になりますよね。また、OWランクの人の責任と権限は
OWの教本に書かれている範疇ということになります。
そうはいっても、初心者にOWの教本に書いてある事を全てやれというのは無理だということは、十分理解していますし、上級者の支援が必要だと思います。
では、上級者は下級者に何が出来るのでしょうか?
善意に基づく「よきサマリア人」であることしか出来ないと思います。
もちろん我々は、少しでもリスク回避できるよう日々精進しています
。
レベル分けの議論ですがDM以上だけというのは楽だしわかりますが、RD以下だけというのはリスクが高いだけじゃないですかね?
ちなみに僕は、ダイビングがだい好きで海で死ねたら本望(自殺願望はないですが)
moguringというダイビングサークルに入ダイビングの機会を貰っているが、あくまで自分が臨んでやっていることなので、事故が起こってもそのメンバーに文句は言うなと、両親に言っています。
まず民法709条での過失というのは予見可能な結果について、結果回避義務の違反があったことをいうとされています。
逆に言うと、予見不可能の場合や、回避不可能の場合は過失を問われません。
ではダイビングにおいてはどのように考えられるでしょうか。
※ここから先は私見です。実際の判例と異なっていたり、法律の解釈が間違っている等々あるかもしれません。また、あくまでも賠償責任についてのみ考えています。
そもそもダイビングをするという時点で全てのダイバーが何らかのリスクを予見すべきで、考えられる回避策を講じるべきと思います。
最低限でも自身が保有するランクの範囲で学べることに対するリスク管理責任(予見と回避責任)は自分自身にあると思うわけです。
つまり、DMとOWが一緒に潜っていても、深さで例えると18m未満の水域にいる限り責任という点では同じ条件であり、その時の立場がバディであってもリーダーであっても事故の際の責任は問われないと考えます。(単純な例えすぎるかもしれませんが)
もちろんだからといって不測の事態に何もしないのではなく、道義的な観点からもできるだけの救助を考える必要がありますが、賠償、という点では特に責任はないと思うのです。
しかし一緒に潜るメンバーの一般的に認められるスキル(すなわちOWやAOWテキストに載っている内容)を超えた海域でダイビングを行う場合、そこを潜るスキルがあるとされる同行者は予見回避責任を問われる可能性があるような気がします。
講習の場合はその意味で講習者(イントラ)のリスクが高まるかと・・・。特にOW講習。また、有償か無償かは関係ないのではないでしょうか。
※ランクで分けたように書いているのは、第三者が判定する場合にはやはりランクが大きな基準になるのではと考えたためです。厳密には総本数やそのポイントでのダイビング経験なんかも要素になり得るでしょう。
その他ランクとかの問題ではなく、そのポイントにあるリスクを自分自身だけが知っていてそれを開示せずに事故が起こった場合も責任有りとされるかもしれません。
たとえばその日に限ってものすごく流れが速いと知っていて、それを知らないメンバーが流されたとか。但しこの場合、責任有りと確定するには自分だけが知っていて開示しなかったということが証明される必要があるでしょうが。
例えを挙げだすとキリがないですが、要はダイビングをする以上誰しも自身のリスクを感じて行動すべきなので(自己責任)同行者に他人に対するリスク予見義務は原則的に無い、という点から民法709条の過失は成立しないというのが私の考えですが、被害者が事故の原因を予見回避出来ず且つ同行者が予見回避できたと判定される場合のみはそれが生じるのではないかと思っています。
いずれにしても今回考えてみて、知識やスキルをもっと身につける必要があるなとあらためて思いました。
長文・乱筆へのお付き合いありがとうございました。
冬眠中ですが感じたことを。
【質問1】自分自身。
【質問3】サークル内に限らず、人が人に何か教えるということは大なり小なり責任を持つことかなと。
自分自身の意志で講習に参加ということは事故があった場合、その意志の集団である参加者全員が何らかの責任を問われるかと。
【質問4】どの『ケース』でも予測することが教える側の責任範囲に該当し、それでも予測不可能だった『ケース』なら教えた側に過失はないと。
ただ、法的に過失なしとなっても、気持ち的に以後参加できなくなる、と思います。
今回のこと、海だけでなく陸でも起こりうることと改めて考えさせていただきました。ありがとうございます
まだまだ、色々なメンバーさんからのご意見を、お聞きしたいと思います。
皆さんが、書き込んで下さった中には、新たな問題提議をして頂いているものもあり、別途皆さんで話し合いたいたいと、思う項目も多くあります。
ただ、余り話が広がってしまうと、本筋が見えなくなって来てしまいます。
また、皆さんの書き込みを読んで、自分の考えが変わった場合は、ご自身の書き込みを変更されても、書き替えられてもかまわないとおもいます。
何度も申し訳ありませんが、損害賠償責任の観点から出来れば質問項目のコピーを張り付けてご回答頂けると分かり安くなると思います。(書き込みが多くなり、質問項目が分かり辛くなってきたので)
スポーツに於ける違法性の疎却と言うものもあります。例えばゴルフで打ったボールが、大きく曲がり、隣のコースを歩いていたプレーヤーにぶつかって、大怪我を負わせた場合でも、基本的には賠償責任は発生しません。
判決では、元々意のままにならないボールを如何にコントロールして、規定の打数以下でホールアウトするかの技量に基づくレジャーで、ボールが曲がった事をもって過失があったとは言えない。もともと何処から飛んでくるか分からない状態である、ゴルフ場内での危険を承知の上で行っている訳で、ゴルフのルールやマナーに照らしても隣のコースの安全確認まで必要ないとしたものです。
過失責任を考える上でご参考になればと思います。
1、自分自身
2、バディ
3、バディシステムを守っていなかったバディ
4、リーダー
5、自分をロストしたリーダー
6、チームの連帯責任
7、企画立案者
8、海況を判断した人
9、その他
基本、自分自身だと思いますが、、、
何人か言っているいるとおり、上から順番の責任ですかねぇ〜。
【質問2】100%でなくても、自分以外に責任が少しでもあると思った方、理由と根拠を教えてください。
海に潜ろうと思った時点で、自分の責任が起きます。それがガイドであろうとセルフであろうと・・・。
自分が潜りたいと希望した訳ですから。。
【質問3】上記の事故が、サークル内の講習中(*無料)に起こったら責任の所在は変わりますか?(*無料:テキスト・申請料・保険料等実費等以外が無料)
場合によると思います。
相手、もしくは状況によるかと・・・ただ、無料の場合は強く言えないのかもしれません。
【質問4】講習中、デモンストレーションを行っていたりして、一瞬目が受講生から離れる場合もあります。
ケースによっては、近くに居ても急浮上を止められない場合もあります。
その様な状態で事故が起こった場合、皆さんはインストラクションしている側が、どのような場合に責任が発生すると考えますか?
多少は仕方がないと思いますが、そこが賠償責任で難しい点だと思います。
確立的には、かなり低いとは思いますが陸上でも気を使えないイントラなどは不安要素がありますね(笑)
【お願い】
ここで言う責任とは、民法709条の故意又は過失による損害賠償責任に限定して考えて下さい。
責任があるとするためには、そこに法要件として故意は置いといて過失が無ければなりません。
故意はほぼありえない訳で、過失がほとんどだろうと思うのですが・・・過失は場合が多すぎて答えられないです。
事故というのは、不意に起こるものだと思います。
当たり前にOWだったらその程度出来て当たり前って言い方もありますが・・・カードランクに限らず、、イントラだって死んでいる現状があります。
私が何度かご一緒した方でも、単独ダイブにはとても心配です。
特に、カードランク上の方が気になります・・・・私が言うのは何ですが(笑)
常にバディは大事にするべきだし・・・バディそれこそ保険だ思うのです。
バディの大事さを感じて下さい。
そして、信頼できるバディと組んでください。
余談ですが、773さんには随分前お話しましたが、20年ほど前は一般保険では危険スポーツの部類に入り、ダイビングは保険対象外でした。
今は、普通スポーツの分類ですが保険なんてあてにしないようにw
【質問1】仮に上記のような事故が起こり、傷害を負ったと時事故の責任は誰に有ると思われますか?
1、自分自身
moguringはセルフダイビングのサークルなので、自分の安全は自分で守れることが参加の条件だと思います。体調や海況に不安のある場合は、ダイビング開始後であっても、自己申告することが大切だと思います。
【質問3】上記の事故が、サークル内の講習中(*無料)に起こったら責任の所在は変わりますか?(*無料:テキスト・申請料・保険料等実費等以外が無料)
責任の所在は、参加者自身または、インストラクターになると思います。有料・無料に関わらず、インストラクターは、正しい練習環境、危険予測、安全対策を行っていたか、それを事故が起きた時に説明できるか(書面に残っているとなおよい)が重要だと思います。
【質問4】講習中、デモンストレーションを行っていたりして、一瞬目が受講生から離れる場合もあります。ケースによっては、近くに居ても急浮上を止められない場合もあります。その様な状態で事故が起こった場合、皆さんはインストラクションしている側が、どのような場合に責任が発生すると考えますか?
上記のような危険が予測される場合、どのよな対処するか事前に考えていたか、それを実行できたか、が問われると思います。
例えば、補助者を設置する など。
皆様の意見が聞けて、非常に勉強させていただいております!
改めて考えさせられました
初心者ダイバーな私は、皆さんのご意見を読ませていただいているだけで、とっても心持ちが向上するのを感じ、またダイビングに対する恐怖も多くなってきます
ただ、恐怖は私にとってリスクマネジメントする上で必要不可欠だと思っておりますので良いことだと思っています
【質問1】【質問2】】
自分自身
この答えは、moguringに入らせて頂いたことにより、そう思うようになったと言えます。
ただ、次点「バディー」と思っています。 ダイビングをするにあたって、バディーは、不可欠な存在です。その理由がなんなのか?と思うと、やはり「バディー」にもあるのでは?と。
あくまで「バディにも」という感覚です。
※感覚などと浅い表現になってしまいすみません
【質問3】インストラクター、海況を判断した人
(体調管理などは自分自身)
無料、有料で責任の所在が変わる事はないと思います。「無料だから」「有料だから」という意識で講習をするイントラとは、質問1での答えが何にあたる人なのでしょう?と思ってしまいます。
オープンウオーター講習ですと、まだダイビングに対する心持ちも他責であると予想できますし、(少数派なのかも知れませんが、今思えば実際私がそうでした)気持ちやレベル的に、まだ何もできない人をイントラが指導する、というのが講習のひとつでもあると思うので。
ただ、アドバンスやその上の講習になってくると変わってくるのでしょうか・・
すみません、やはり私自身「芯」ができあがってないのが、コメントをかくことによってわかります
とても勉強になります
遅くなりましたが回答できる範囲で記します。
【質問1】
基本的には自分自身にあると思います。
セルフに限らず、ガイド付けてのダイビングでもこの回答には
変わりありません。
言い換えると、普段からこういう意識(=自分自身に責任がある)で
ダイビングしないと773さん書かれた事故が起きる可能性が高まって
しまうのではないでしょうか?
【質問2】
以下2点が(100%ではないと)該当すると考えます。
1つ目は、不測の事態が発生し、ヘルプ出したにも関わらずバディなり
リーダーなりが助けてあげられずに事故が発生してしまった場合。
但し、助けようとしてもバディの力量不足で助けられなかった場合
については自分自身に責任があると考えます。
(←自分自身がトラブルに巻き込まれない事が第一なので)
2つ目は、とのぐさんも記されていますが器材メーカーの瑕疵が疑われる
場合。
メーカーがリコール発表している場合は別ですが、器材メーカーの瑕疵
があるにも関わらず回収・リコールの対応をとっていない場合などが
特に当てはまると思います。
【質問3】
※この回答については有料/無料問わず同じ回答とさせて頂きます。
OW取得後の講習については、自分自身に責任があるという考えには
変わりありません。
(←本来であればOW講習にてきちんと習っている筈なので)
但し、OW講習の場合は講習受けている側は何も知識がない中で
行っているわけなので、イントラさんにも責任の所在が発生してしまうと
考えられます。
ただ、例外として講習受けている側の責任も大きく発生すると考えられる
ケースもいくつかありますので追記します。
1.講習受けている側が、何かしらの不安がある/体調不良がある事を
事前に申告していない場合。
2.前日の体調管理を怠った場合(もちろん深酒・寝不足も含む)。
【質問4】
基本的にはOW講習以外はイントラに責任は発生しない、
と回答したいところですが、残念ながら恐らくそうは行かないでしょう。
たとえば、安全管理の不行き届きによるものやイントラのキャパ以上に
大人数に対する講習を行った場合については責任は発生してしまうと
考えられます。
また、講習受けている側の事故が発生した際、ご親族の立場からすると、
たとえ本人の過失であってもイントラに責任があると捉えられてしまうと
思います。
※この点については、講習受ける前によ〜く話し合ったとしてもなかなか
不安を拭い切れるものではないかと考えられます。
【さいごに(蛇足)】
※以下の内容が不適切でしたらゴメンナサイm(__)m。
こういう議論も今後の活動の上ではものすごく大事な事だし、moguringの
メンバーであれば1人1人きちんとコメント書くべきなのですが、
こういう事故が起きないようにする為には今後どのように潜るべきか?
という観点からも潜水計画・トラブル対処法等の議論もしないと、結論が
出ないまま延々と進んでしまうと考えられますが如何でしょうか?
>【質問2】ショップの指示で初めてバディを組んだ相手に、予想外の行動をとられたことがあります。…<略>…「バディシステムが機能しない」状態になって、その時私はそれにとっても気をとられました。それで何か事故があった場合、連帯責任でイーブンになるとしたら、気にしていたほうは納得いかないですけど・・・
☆サークルにおいても、初参加の方も居るので同じ事が発生する危険性はあると思います。意外とバディーに責任があるんじゃないの?とのご意見がありますが、バディーが救助出来るだけのスキルを持っているかの問題も有るし、どちらが離れていたかの問題もあるので、心情的に申訳ないという感情はあっても、安全管理義務等の責任は発生しないと思いますが如何でしょうか?(判例を見てもバディーに責任が有るとしたものは殆んど見つからなかった)
>裁判沙汰にでもなれば、世間はやっぱりカードランクで判断してしまうんだと思います。
☆ これも、皆さんのご意見が多いところですね。
あえて違う方向から見てみると、民間の営利企業で指導団体と名乗る株式会社である企業が、何の法的根拠によらずカードランクを決めています。
極端な話、OWのCカードが無くてダイビングを行っても、違法ではありません。
ただし、ダイビング業界の実態を知らない裁判所は、ある程度コンセンサスのある指導団体のカードは、おかしな事だけれど大きな判断材料になると思います。
>講習の場合の必要な安全対策
>デモで目を放してしまうならアシスタントに監視させるとかですね。
☆ アシスタントに監視するように指示した人は、必要な安全対策を行ったとして責任は無く、監視を指示されたアシスタントが目を離した隙に事故が起こった場合は、アシスタントを買って出た人の責任になるのでしょうか?
・ 補足の説明は、質問の筋と異なるので別の機会にでも議論しましょう。
>調査(警察?)も弁護士も裁判官もダイバーではないでしょう。それらの人にカードのランクは関係ないと納得させられるでしょうか。事故処理担当の人たちにとって、書類上で判断するにはカードランクが一番明確だと私は思うのですが。(スキルや本数などの情報よりカードランクが明確ということ)
☆ そこですね! とっても変なことですが、このカード一度取得してしまうと団体が消滅しない限り有効になってしまいます。仮に60本でDMを取った後20年潜らなくてもDMです。100本でインストラクターカード取得(購入)してメンバー更新しなくても、メンバー保険に加入しなくてもカードを発行できないだけで、インストラクターは死ぬまでインストラクターです。
・元々登録も更新も無いのだから、カードを破棄してしまえは逆に証明でき苦なるから、みんなでAOWにでもしてしまいましょうか?
>遠井のダイビング保険には、賠償責任保険が付いてますけど、上記まっつぁんの事例で最悪の状況になったとして、まっつぁんに賠償する場合、適用外なんてことはないですよね?
☆ まず出ません。間違いなく適用外ですね。(保険会社は示談交渉もしてくれません)
この状況で、仮に保険に入っていなかった場合、最悪死亡事故で逸失利益等含めて5千万円の損害が発生したとして、yuckeyさんは遺族との示談において、自腹で幾ら払う必要があると思いますか?
>あー疲れた。・・・今日一日ものすごい文字数打ち込んだ。この記事もすごいことになってる。みんな読むんだろうか?たぶん高速スクロールされるのでは。
皆さん真剣に読んでいると思いますよ。ダイビングの安全を考える上でとても役に立っていると思います。
>、「耳が抜けなくて、あ〜どうしようかと思って、でも皆はどんどん行っちゃうし・・・」と言ったのを聞いて、私が思ったこと。【なんで潜降時にもっと気を使ってあげれなかったんだろう】。もしジュンコさんが耳抜きが出来なかったせいで何らかの障害がおきてしまったら、私は、その責任は私にあると自分を責めるでしょう。【私の責任だ】と。
☆ 心情的にはとても分かります。一緒に潜っているのですから事故があれば、誰もがもっと何かが出来たのでは無いかと、自分を攻めるでしょう。
ただし、これは心情としての話となるので、それこそ定義付けなど出来る訳はありません。今回、あえて民法709条における過失に伴う損害賠償責任に限定しているのは、まさに、賠償問題と感情の問題が入り混じってくると、セルフでのダイビングのあり方と、責任の所在があやふやになってくると危惧するからです。
>万が一事故が起きた場合に備えて、講習する側、受講する側のリスクマネージメントについて、講習を始める前に意見交換することも必要なのかもしれません
☆ 今まさにこれが、意見交換の場になっているんだと思います。
一人でも多くの方に意見を書いて頂きたいと思います。
>バディやその家族から『お前が助けてくれれば事故は発生しなかった』と追求されるリスクはあると思っています。
☆ とのぐさんが、被害者の家族として、どうやってバディーの過失を立証しますか?
考えられえるのは、注意義務違反です。
過失の有無を判定する基準は、普通人として要求される注意義務を果たしたかどうかで、具体的にはそれぞれの事例によって判断する以外にありません。
すなわち、要求される注意義務は万人一律ではなく、その人の職業、地位や事故の環境等により、あらゆる条件を総合的に勘案して過失の有無を判断する事が必要です。
(あくまでも被害者側が過失の立証をしなければなりません。)
>最終判断は自分にあると思いますが、現地サービスの判断(荒れているIOPの潜水注意とか)はグレーゾーンな気がします。
☆ とても興味深い意見ですね、〔潜水注意・潜水可能〕とした現地サービスに対し、有料で施設を運営している管理者がダイビングを許可したのは、安全管理に問題があった。として損害賠償請求を起こすと言う事ですね。
>事故が発生しやすい状況下で人に物を教えると言えば、運転免許教習所の教官が浮かびましたが、彼らにはどのような法律上の資格が必要で、どのような事故防止義務があり、事故が発生した時の責任はどこまで問われるのでしょう?
☆ 先に書きましたが、民間の営利企業が法律に拠らないカード講習と運転免許の講習は比べる事は難しいと思います。ではスキーやスノーボードはどうでしょうか?指導員とか準指導員・1級2級とランクがありますが、資格が無くても教える事は出来ますよね、上級者(ベテラン)からスキルを教わっている時に、転倒して骨折したら損害賠償請求起こしますか?一緒に滑っていて2級の人が怪我をしたら、1級の人に責任があるのでしょうか? スキーの場合は有料のスキースクールではない限り責任問題には発展しないような気がします。(あくまで個人的な感覚です)
☆ とのぐさんの所にコメントしましたけど、講習中は判断が難しいですね。
ただ、有料(業務として行っている)場合とでは、要求される注意義務はおのずと違ってくるとは思いますが、難しいですいね。
とっあんさん 有難うございます。
生意気な事を申し上げるようで僭越ですが、とても冷静に民法上の賠償責任を分析していると思います。
問題は初めの方に書いたように、ダイビング業界の実態を知らない裁判所は、ある程度コンセンサスのある指導団体のカードは、おかしな事だけれど大きな判断材料になると思います。
ばっち ありがとね!
>【質問3】自分自身の意志で講習に参加ということは事故があった場合、その意志の集団である参加者全員が何らかの責任を問われるかと。
☆ これは無いと思うな、車で対物事故を起こした時に事故を起こした車に乗っていた人全員に、共同不法行為責任として賠償責任が発生するといっているのと同じになってしまうと思います。
>法的に過失なしとなっても、気持ち的に以後参加できなくなる、と思います。
今回のこと、海だけでなく陸でも起こりうることと改めて考えさせていただきました。
☆ それは仕方がないこと、昨年9月に富戸で鉄柵が折れて、目の前で友人が亡くなりました。先日ようやく皆さんの暖かい励ましにより富戸で潜る事が出来るようになりましたが、そこでもたくさんの中傷や不用意な書き込みがありました。感情に拠らない冷静な責任の所在を議論する事はとても、安全意識の向上に繋がると思います。
>何人か言っているいるとおり、上から順番の責任ですかねぇ〜。
☆ ここは意見が分かれるところですね。ただ過失を立証すると言うか、法律上の過失責任は無いように感じますが、具体的に分かればまた教えてください。
>過失は場合が多すぎて答えられないです。
☆ 過失責任の項目は非常に少ないと思います。基本的には普通人として要求される注意義務を果たしたかどうかしかないと思います。この要求される注意義務が難しい訳で、法律的に判断して義務として成立するかどうか?ですね。
☆ バディーシステムについては、重要な事だと思いますのでまた別の所で皆さんの意見をお伺いしたいです。
>20年ほど前は一般保険では危険スポーツの部類に入りダイビングは保険対象外でした。今は、普通スポーツの分類ですが保険なんてあてにしないようにw
☆ ずいぶん前に見直しをされ、割り増し無しで普通傷害として引き受けをしています。
ご免なさい。私の意見は違います。特にセルフダイビングにおいては、事故があっても皆さんが書かれているように、自己責任が求められる可能性が高い訳です。
自分の責任であれば、治療費の一部などの経済的損失を自分が保険手配しておく必要が高いと思います。
特にダイビングに関連する保険は解釈が難しいですが、あらためて解説していきたいと思います。
一番お若いのに、明快な回答で勉強になります。
別にコメントを付けるのに疲れた訳ではありませんよ… ふぅ〜(ノ_-。)
めーさん 有難う御座います。
>皆さんのご意見を読ませていただいているだけで、とっても心持ちが向上するのを感じ、またダイビングに対する恐怖も多くなってきます。ただ、恐怖は私にとってリスクマネジメントする上で必要不可欠だと思っておりますので良いことだと思っています。
☆少しでも、このアンケートで皆さんが安全に対する意識を向上させて頂けるだけでとても嬉しいです。
Takeshiさん 有難うございます
【質問3】【質問4】に付いては、もう少し専門的に調べてみる必要があるような気がします。 どなたか知り合いで弁護士の方をmoguringのメンバーに入れましょう(*^-^)ニコ
> 【質問1】仮に上記のような事故が起こり、傷害を負った時の事故の責任は
> 誰に有ると思われますか?
難しい問いですが、私なりの考えを書いてみます。
ココでの焦点は、「民法709条の故意又は過失による損害賠償責任」とありますから、減圧症の治療費を民事で請求する相手の責任、になると思います。
問1は、他人には減圧症の治療費を請求できない、つまり自分の責任だと思います。そのリスクヘッジのために、保険などに入るわけですね。正しい知識と技術を身につける土壌(この議論とか)が、存在する事がイイことだと思います。
> 【質問2】100%でなくても、自分以外に責任が少しでもあると思った方、
> 理由と根拠を教えてください。
著しく海況が悪く、他のチームの約半数がダイビングを諦めた状況で、
海況を判断できない初心者を連れて潜った場合とか、ですかね。
事故者に錯誤が起きる状況や、誰かの未必の故意・認識のある/ない過失、を立証できる場合とか、だと思います。
○○な時のにこの人(事故者)はパニックになると予測できたなら、何か責任は発生する可能性はゼロでは無いと思いますが。でも、救助することにより、自分も減圧症になる可能性がありますね。では、救助者は事故者に減圧症の治療費を請求できるのでしょうか?
救助者には、緊急避難や正当防衛の権利がある(はずな)ため、大きな義務も発生しないと思います。上記より、周りの救助は善意で成り立っているのではないか、と思います。
ライセンス上は、OWからバディ潜水できるわけだし。
法律用語難しいですね。認識ない過失ってどんな時だよ、とか解らないです。判例とかも、ほとんど知りません。質問3,4は、後日書きますね。よろしくお願いします。
実は、外見から全く想像できないのですが、某企業で法務マネージャーをやっています。
司法試験に3回落ちた落ちこぼれですが・・・
ただ、経験だけは豊富で、日本を含めて世界15ヶ国ぐらいで訴訟を担当した経験があります。
遅くなりましたが、私の経験をもとにコメントします。
日本法を前提にします。
【質問1】仮に上記のような事故が起こり、傷害を負ったと時事故の責任は誰に有ると思われますか?
民法上の損害賠償の根拠は、債務不履行(415条)と不法行為(719条)です。
双方ともに故意、過失、損害と加害行為の因果関係を要件とします。
違いは、挙証(立証)責任と時効です。
債務不履行の挙証責任は加害者にあり、加害者が債務不履行が無かったことを立証しなければんりません。
一方、不法行為の挙証責任は被害者にあり、被害者が不法行為を受けたことを立証しなければなりません。
時効は、債務不履行10年、不法行為3年です。
債務不履行で構成したほうが被害者に有利なため、弁護士は何とか債務不履行で構成できないか考えます。
債務不履行で構成するためには、何らかの契約が必要です。
契約は対価のある有償が原則ですが、例外的に無償でも成立する可能性があるため注意が必要です。
実務的に考えると、質問1のケースは、企画者やバディーとの契約があるかどうかが第一のポイントとなります。
契約がなければ不法行為で構成します。
次に、加害者の故意、過失を検討します。
特に過失が問題となります。
過失は、予見義務と結果回避義務によって構成されています。
潜る直前に事故発生の予見ができたかどうか、事故発生を回避するための努力を行ったかどうかがポイントです。
また、当然、カードランクによって、要求される義務の水準が異なります。
質問1の回答としては、バディ、バディシステムを守っていなかったバディ、リーダー、自分をロストしたリーダー、企画立案者、海況を判断した人が責任主体となる可能性があります。
また、当然、自分自身の責任も問われます。
事故の場合は、100%でなくても、過失相殺という形態で加害者の損害賠償責任が軽減されます。
【質問2】100%でなくても、自分以外に責任が少しでもあると思った方、理由と根拠を教えてください。
故意、過失が認められば、債務不履行(415条)または不法行為責任(709条)が発生する可能性があります。
【質問3】上記の事故が、サークル内の講習中(*無料)に起こったら責任の所在は変わりますか?(*無料:テキスト・申請料・保険料等実費等以外が無料)
有償・無償にかかわらず、講習においては、講師の責任が重くなります。
一種のリスク引き受けのようなもので、講習生は講師にリスク回避をまかせているという考え方です。
【質問4】講習中、デモンストレーションを行っていたりして、一瞬目が受講生から離れる場合もあります。ケースによっては、近くに居ても急浮上を止められない場合もあります。その様な状態で事故が起こった場合、皆さんはインストラクションしている側が、どのような場合に責任が発生すると考えますか?
予見義務の観点から考えると、事故を予防するために合理的な対策を立てていたかどうかが問題となります。
たとえば、講習生の人数は、団体基準は当然のこととして、講師の能力の範囲内であったかどうか。海況は問題なかったかどうか。
結果回避義務の観点から考えると、事故を回避するために合理的な手段を講じたかどうかが問題となります。
たとえば、何分間目を離してしまったのか。なぜ、急浮上を止められなかったのか。急浮上を止めるための適切な措置を講じたかどうか。陸上での教育は適切に行っていたかどうか。
以上の観点から、過失が認められる場合は、損害賠償責任が発生します。
moguringの人材の厚さが出てきましたね。
法律家がいたとは!
私なんぞの軽はずみな発言など忘れてください
職種や特技を生かしたmoguringへの還元は大歓迎、
というかそれぞれが考えるべき重要事項と、しげ先生もおっしゃってました。
【質問1】仮に上記のような事故が起こり、傷害を負ったと時事故の責任は誰に有ると思われますか?
基本的にはどの事例も自分自身の責任と思ってます。
ただし、明らかな初心者を海流の流れの速い場所に連れて行ったり、むやみやたらに深い水深へ進んでいった時はリーダーにも責任があると思います。
って訳で、同じ事故でも状況次第で責任の行き場は変わってくると思います。
【質問2】100%でなくても、自分以外に責任が少しでもあると思った方、理由と根拠を教えてください。
基本的にダイビングは自己責任のスポーツと言ってますが、ダイビングに限らずスポーツは全て自己責任でおこなわれていると思います。
野球の練習中に打撲したってそれは打撲した子が悪いわけではないですが、監督を訴えたりすることはありません。
それは自己責任で野球をおこなっているからですよね。
しかし、あきらかに出来ないと思われることをやらせればそれはやらせた側の責任が出てくるからです。
【質問3】上記の事故が、サークル内の講習中(*無料)に起こったら責任の所在は変わりますか?(*無料:テキスト・申請料・保険料等実費等以外が無料)
講習料が無料であるいじょう、それは商売ではなくなるので参加者の自己責任だと思います。
が・・・現実はそうならないんでしょうね・・・
【質問4】講習中、デモンストレーションを行っていたりして、一瞬目が受講生から離れる場合もあります。
ケースによっては、近くに居ても急浮上を止められない場合もあります。
その様な状態で事故が起こった場合、皆さんはインストラクションしている側が、どのような場合に責任が発生すると考えますか?
サポートつけなかったことによる過失ですね。
デモンストレーションをおこなうときはどうしても目が離れてしまうので、その間の監視者をつけるべきだと思います。
が・・・この人の費用的な問題が出てくるのもまた悲しい現実・・・
無償でってか実費を払ってまで無償でやってくれる人が見つかれば良いんですけどね〜・・・・
講習代無償でサポートを雇えば+αで払わないといけませんからね・・・
その費用を生徒に要求したら商売になるしな〜・・・
っとまぁ細かい事を言いだすと状況により全ての回答が変わってしまうと思います。
実際の事故事例等を基にシュミレーションして、皆でこういう時はどうするかを常に話合っておくことが予防策という観点からも大切だと思います。
交通KYってあるようにダイビングKYみたいな?
そういったカテゴリもあると良いかもしれませんね。
問題提起も的確でさすがです。
他の方々のコメントも非常に参考になります。
「法律」=「常識の集合体」なので、あまり難しく考える必要はないと思います。
今後も、様々な観点からのコメント期待しています。
ところで現在、日本の司法制度改革が進行中で、恐ろしい勢いで弁護士が増殖しています。
米国ほど極端な訴訟社会にはならないと思いますが、リスクヘッジは必要です。
私は、DM取得後すぐに賠償責任保険に加入しました。
昨日は楽しかったですね。
まだちょっとぼーっとしますが、頭の体操的に考えてみました。
実は、マイペンライ様のおっしゃる、最近増殖中のあれの卵です。
【質問1】
1〜8まですべて責任を負う可能性があると考えます。
その他として考えられるのは、どんな人でしょうかね・・・。
海況やレベルを考えると、明らかに自分たちで潜るのは無理なのに、タンクを貸した現地ショップとか・・・。
セルフで潜るのに条件をつけている現地ショップ(カードのランクとか本数とか)は、この責任回避も考えて条件をつけているのでしょうね。まあ、「目の前の海で死なれたら困る」とか言った素朴な考えもあるでしょうが。
ただ、実体法上責任を負う可能性があるとしても、訴訟でそれが認められるかは別問題です。こういったダイビング事故の場合、主要な争点として事故発生状況の詳細が問題にされるのでしょうが、それについては目撃者人証くらいしか証拠がないでしょう。人証の証明力なんてたかがしれていますから、弁護士の技術が本当に問われると思います。
【質問2】
1、自分自身
→
自己管理を全く期待できないレベルで、全員がそれを承知してサポートする合意があった場合(体験ダイビングとか)でないかぎり、本人にある程度の過失責任があることは否定できないでしょう。
本人に過失があるとされた場合、債務不履行構成すると必ず(418条)、不法行為構成すると任意的に(722条2項)、過失相殺されます。早い話が、「本人にも落ち度があるのだから、取れるお金を減らしちゃえ」ということです。
2、バディ
3、バディシステムを守っていなかったバディ
→
レジャーダイビングはバディシステムを前提に成り立っています。相方をサポートできなかったバディは責任を負うと考えます。もちろん不可抗力であった旨主張し、それが認められれば責任は発生しません。
4、リーダー
5、自分をロストしたリーダー
→
リーダーは他のダイバーに事故が起こらないように配慮する注意義務を負っていると考えられます。その義務の存在も義務違反も、もっとも容易に認められるでしょう。ただ、この場合もバディと同様に、不可抗力である旨の主張は可能です。
6、チームの連帯責任
不法行為で構成すると、この場合各メンバーの共同不法行為になるでしょう。715条1項前段により、連帯債務となります。って、おそらくそういう趣旨のご質問ではありませんよね。
一般に言う「連帯責任」が法的にどんなものか考えていくと、頭の中がごちゃごちゃになってしまったのですが、結局このような過失による共同不法行為の場合、共同の注意義務があり、それに「共同的に」違反した場合が一般に言う「連帯責任がある」場合でしょうか。
そのような意味での「連帯責任」は認められるでしょう。であるからこそ、715条1項前による構成が可能なわけです。
上記の通り、この場合各行為者は連帯債務を負いますから、被害者からは損害全額を請求されてしまいます。
わかりやすく言うと、損害額が1億円で、Aさん(過失割合5割)、Bさん(過失割合3割)、Cさん(過失割合2割)に責任が認められた場合、Aさん、Bさん、Cさん、いずれも被害者から1億円を請求されます。5000万円、3000万円、2000万ずつ請求されるのではありません。ってこれは思い切り蛇足ですね。
7、企画立案者
→
企画立案だけでは過失責任は問えないでしょう。被害者のレベル的にそのポイント・海況では事故が起こりそうなのに、そのような予見を怠った(結果予見義務違反)、そのような予見をしたにも拘らず企画を強行した(結果回避義務違反)、といった事情が必要になると思います。そのような事情が認められれば、過失責任は発生すると考えます。
8、海況を判断した人
まず、海況判断自体に過失がなかったかを問われるでしょう。早い話が、「海況判断を間違えなかったか」です(めちゃめちゃラフコンディションなのに、問題ないという判断をしちゃうとか)。
その他は、企画立案者と同様に考えられます。
【質問3】
無料である場合、注意義務の程度が低くなる(責任が認められにくくなる)ことは一応考えられます(私が代理人であればそのように主張します)が、注意義務がなくなるわけではなく、責任の所在は変わりません。
ただ、これは本当に私見ですが、「無料であった」事実はおそらく722条2項の過失相殺の際に一事情として考慮され、賠償額の減額がされうるでしょう。早い話が、損害額が1億円だったとしても、「無料で善意でやってくれた人に対して、1億円全部の請求を認めるのはおかしいから少し減らそう」という判断がされうると思います。
【質問4】
要は、「不可抗力であった」という主張ですよね。
債務不履行でも不法行為でも、不可抗力であれば「過失」が認められません。そうすると、メンバーに責任は発生しません。
どのような場合に「不可抗力であった」という主張が通るかは、マイペンライ様ご指摘の事情を考慮して判断されるのでしょう。
もう少し格好のいいことを書きたかったのですが・・・あんまり頭が回りません・・・。
> 債務不履行で構成したほうが被害者に有利なため、
> 弁護士は何とか債務不履行で構成できないか考えます。
> 契約は対価のある有償が原則ですが、
> 例外的に無償でも成立する可能性があるため注意が必要です。
バディ潜水に、無償の契約が存在している(?)なんて。
無償契約の債務不履行を、損害賠償請求するってすごいですね。
そんなとこ持って行くの的な、考えに目からウロコです
法律家って怖いですね。ナニワ金融もカバチもびっくりでしょう
今保険を調べたら、個人賠償責任ありました。今度、DANに入ります。
(っとチャチャを入れて ageです)
余りの長さに読み直す気力が無く(嘘です) 皆さんに対するお礼が遅くなりま
した。
本当に色々な有意義なご意見を頂き勉強になりました。
もう一度読み返してみると、セルフダイビングに於ける事故は、ここに参加して
いるダイバー自身は自己責任だと思われているようです。
ただ、残された遺族やダイビングを知らない人からは、バディや企画者・リーダ
ーは損害賠償の民事訴訟を受ける可能性もあるという事ですね。
訴訟を受ける=責任がある 訳ではありませんが、万が一の為には賠償責任保険
に加入していた方が良いですね。
バディ・上級者・プロレベルの方や、サークル内での講習時の責任論などは、ま
だまだ議論する必要が有りそうでが、また別の機会に個別にやりましよう。
突然ですが、より分かりやすくするため題名を変えてみました。
ほとんどが面識の無い方ばかりだったので書込みは躊躇しておりましたが、
今やほとんどの方がお知り合いなので書き込んでみます。
さて、本題の責任論は議論の尽きないところですが、
773さんが別の機会で改めて、とおっしゃっている保険の話にも興味があります。
一般的なレジャーダイバーは、賠償責任保険としてどのような保険に入るべきでしょうか?
DANにも賠償責任保険はありますが、限度額5千万と不十分のように思います。
指導団体の保険、例えばNAUIの保険は上限10億円ですが、
これはプロ資格(DM、AI、イントラ)が無いと加入できませんし、
商業目的を前提としてるので保険料が結構高いです。
本題からは逸れる話題ですが、一応書込みも一段落しているようなので質問させていただきました。
別途記事を立てた方が(もしくは個別に相談した方が?)良ければそうします。
773も保険に関して、もっと皆さんと色々お話したいと思っています
近々新たにトピたてますんで、保険に詳しい人もそうでない方も、皆で解明して行きましょう。
衝撃事実→基本的にゴルファー保険、釣り保険は有りますが、ダイバー保険は有りません(゜U。)?
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