こんにちは、黒哲です。
あまりポニーボトルを使っている人を見かけませんが、ベイルアウト用のポニーボトルのお話です。
ポニーボトルを物色していたのですが、まず最初にぶつかった疑問がボトルのサイズでした。ポニーボトルとして使用されるタンクのサイズは1L~3L位が一般的なようですが、中には6Lや9L等デコ用のボトルをベイルアウト用として用意するダイバーもいるようです。想定する最大水深から水面まで安全に浮上するために必要な空気の量が分かればどの位のサイズのボトルが必要なのかが分かる(ってどこかのフォーラムに書いてあった)ということでこの必要な空気の量を求める作業を簡単にする為に表計算のシートをGoogle Docsで作ってみました。
Pony Bottle Size Calculator
注意:この表は無減圧を前提とした潜水中に緊急浮上せざるを得なくなった際に必要なエアの量を見積もる為のものです。ここでいうポニーボトルはあくまで緊急浮上の際での使用を前提としたものです。
エクセルのフォーマット(xls)でダウンロード出来ますのでエクセルで開いて使用する事も出来ます。エクセルを持っていない場合は一度xlsでダウンロードしてGoogle Docsで開くか、OpenOffice等のフリーの表計算ソフトで開く事が出来ます。水色の部分がユーザーが入力すべき項目です。この表を使用するにあったって自分のSAC(Surface Air Consumption)を知っておく必要があります。表におまけでSACを計算する表も付いています。また、表はDeep Stopする場合と、Deep Stopをしない場合の2種類の表があり、タブで切り替えられます。Deep Stopをする場合の表は最大水深が20M以上でないと正しく計算出来ませんので悪しからず(20Mでもdeep stopの水深=shallow stopの水深になっておかしな事になりますが…)。
浮上速度を任意で設定できますのでこの表をつかって、例えば2Lのポニーボトルを持っているとして、ある水深から水面まで安全停止を含め空気を持たせるにはどのくらいの速度で浮上しなければならないかとか、安全停止出来るだけの余裕があるのか無いのかなどを考察する事が出来ます。もちろん卓上の計算でしか無いですが、ある程度の目安にはなると思います。
この表が誰かのお役にたてればうれしいです。
また表におかしな所などありましたらお知らせ下さい。なにせ初心者ダイバーなので何かとても重要な事を見逃してるかも知れません…。
#ご指摘がありましたので注意書きを足しました。
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ベイルアウト用(緊急用)のポニーボトルも、国内では殆んど使っている人を見たことがありません。
考えられるトラブルとして、水中で中圧ホースが破裂して一気にエアーが無くなったりする場合かな〜。
高圧ホースの破裂は、以外とエアーはすぐには無くならないようです。
とのぐさんに実験を頼まれていますが…まだ実験はしていません(^^ゞ
基本的には、バディーのオクトを緊急用の空気源としているんだと思います。
「ダイビングのMY器材は必要か!」の記事で、yabbyさんや、はるるさんが書いている通り、個人でタンクを所有すると、経費面や色々な面倒な事が多すぎます。
タンクからタンクへの充填も、厳密に言うと高圧ガス製造資格が必要ですし、医療用酸素充填は、もっと厳しいっす。充填してくれても結構な値段を取られますしね(ノд<。)゜。
運搬にも、国だけでは無く県毎に規制が有るみたいで、神奈川県は通過するだけでも規制が掛かります。
「ダイビングのMY器材は必要か!」の記事読んでみました。色々面倒な規制がありますねぇ。
常に信頼出来るバディさんやガイドさんと潜れたらベイルアウト用のポニーも必要無いと思いますが、何度か不安に感じた事があったのでポニーを導入する事にした次第です。で、実は既に2Lのアルミボトルオーダーしてしまいました。充填はトランスフィルホース使えばいいやと安易に考えてましたので(自分の調べた限りでは問題なさそうなのですが…)。運搬は法に従うならば空にして運ぶのが一番簡単そうですね。
もうちょっと勉強して来ます。
あとはタンク容量と残圧が分かっている場合に、何分居られるか分かるとうれしー(なくても大丈夫ですよ)
さてさて、個人的な意見です。(必ずしも正しいとは思いませんが、、バランスを考えこんなふうにおもっとります)
OWダイビング(=閉鎖環境ではないダイビング)の場合、無限圧潜水さえ守っていればポニーボトルなくても大丈夫かと思います。
ただし、、バディの確保と残圧計を見るのはお約束という事で〜
(もちろん「完璧な安全」を求めるならばあったほうがいいかもしれませんが、それを求めるならば先にやるべきことがあるような気が…)
あとは戯言。
高圧側は1st.ステージの穴の径が小さい(高圧ホースor蓋を外して見ると分かる)のでホース破裂してもすぐにはAirがなくならないみたい。
773さん、今度実験するならばぶい&だんちょーがお手伝いします。
水中で1st.ステージの高圧側の蓋を外せばよろしいかと。2ダイブ目に、1ダイブ目でAirがあまったタンクでやりましょう(でも0にしちゃダメよん)
ちなみにテックでは計画を立ててから潜ります。
深度xx[m]にxxx[分]滞在するので、ガスはxx[リットル]必要、だからxxx[bar]のxx[リットル]のタンクで臨む、という感じ。
しかも必ず1/3のガスが残るようにします(さてなぜでしょう?)
OWダイビング時も、ご利用は計画的に(笑)
1本だとバランスが悪そおだし、両脇も大変そう〜ダブルタンクみたいに、マニホールドを付けられ無いから片方づつ吸うのかな〜?
黒哲さん、2Lのアルミタンクだと、充填時でも水中重量がプラス浮力になると思うので、ホルダーで固定が必要なのかな〜?
残圧計やらレギュ等を揃えると、結構な値段になっちゃうね(*_*)
また、移充填ホースで10L���200気圧のタンクから充填すると、双方のタンクの圧力が166気圧まで下がってしまうから、1本のタンクから取るのは、きついね(*゜▽゜)ノ
〔10L×20Mpa=2000L,2000L÷(10L+2L)=16.6Mpa〕
両脇の下に位置するので安定感あり、また足場悪いときは1本ずつ海に持ち込み水中で装着できます。
レギュはもう1セット必要になりますね…あとはサイドマウントできるタイプのBCD(ハーネス+ブラダー)か。
最近メキシコで流行っています。
マニがないので片方づつ吸います(50barごとにチェンジか)。
狭い場所入るときは外して先にタンク押し込むことできる・エアシェア時もバディにタンク渡しちゃうことできますよ〜
ご解説ありがとう
Estimated Remaining Time Calculator
1/3のエアを残すというというのはRule of thirdsというやつですね。話はインストラクターに聞いたことがありますが詳細は知りませんでした。ウィキペディアによると、1/3は行きのエア、1/3が帰りのエア、残りの1/3がもしもの時にバディをサポートする為のエアとなってますね。
タンク持ち込み禁止のポイントが多いことを考えるとマニホールドダブルの選択肢はリクリエーショナルダイバーにとっては難しいです。大瀬あたりでマニホールドダブル貸してくれるショップもあるようですが、無減圧潜水にはちょっと大げさすぎるかも。冗長化の方法としては一番良い選択肢だとは思うのですが。インディペンデントダブル/サイドマウントもやはりちょっと大げさかと…。サイドマウントに関しては自分もエントリー大変そうだなぁと思ってました。
確かにだんちょーさんのご指摘のとおり冗長化云々よりもやるべき事は沢山あるんですが、経験の少なさからなおさらこういう方法で安全性を確保しようとしてしまうのだと思います。あと職業柄可能ならば取り敢えず冗長化しとけっていうのもあるのかも。ネットワークだとパケロスで済みますが、水の中だと…。
2Lのアルミはカラでもマイナス浮力のようです。満タン時で-0.8kg、空で-0.5kg程。2Lならアルゴンボトル用のバックプレートにマウントするタイプのホルダーが使えるのも2Lにした理由の一つです。充填は取り敢えず150bar以上取れればいいかなと。あくまで緊急時用なので。残圧計は安いボタン型(1インチ)にしちゃいました。
話それますが、マニホールドダブルを持ち込んで潜れる場所って結構あるんですか?
他にも西伊豆なら結構大丈夫かと思いますが、東は非常にウルサいですね。
そんな時は、現地でタンクを借りてインディペンデントダブルタンクをしましょう。(興味があればお試しします!?)
サービスを使わない葉山、江ノ島も大丈夫ですね。(エントリー、エキジットが大変の割にとても浅いので…)
特に東はうるさいね(*_*)確か富戸は、ベイルアウト用のタンクも駄目だと言われた事があったなぁ〜(@_@;)あっ!ぶいチャン富戸で凸ボトル持って入ってたっけ。
純酸はダメ(100%は有り得ないのでナイトロックスっていいました)とか大きいタンクはダメ(6L、8L、10L、などいろんなサイズがありますがどこで線引きされるのか疑問です)とか。
マニセット、自分が持ち込んだところは、伊豆だと他に獅子浜、神子元かな。記憶が定かじゃないが、、土肥もだいじょぶだったような(要確認)
福井県の越前海岸もOkだった。紀伊大島の、元学校を改築(?)したサービス、戦艦陸奥、久米島、能登半島(国民宿舎きのうら)もいけました。
確実に持ち込んじゃダメ、ときいているのは東伊豆のサービスに多いですね(っていうか、そこ以外いまのところ言われたことない)
大きいタンクの定義?難しい〜
一昨日のトレーニング時、ぶいは”10Lタンクはポニーボトル!”と言い張ってました(笑)
やはりインディを組むのがお勧めです。
#OW環境ならばマニにするメリットはあまりなさそうだし
おそらくこれから、あまり独りよがりに深くいくダイビングをしなさそうですので、自分が持ってるポニータンク6l(アルミ)とレギュをお譲りしたいと思いますが欲しい方っていらっしゃいますか?
ApeksのレギュXTX50もセットで、ハーネスもついてますのですぐに使えますが、内視鏡検査を受けないといけないので受けて頂きます。
中は常時エアーを入れて使用しておりました。
6月6,7日に神奈川、東京近郊でしたらお宅までお届けしますので、本当に興味のある方だけ、コメントではなくメールを下さい。お値段についてもそこでお願いします。誰もいらっしゃらなければ、ヤフオク予定です。
使用期間は約1年半、新品価格がタンク約4万、レギュ定価だと128000円くらいするものですので、それなりな価格にはなってしまいますが、極力勉強はする予定です。
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