一般にウエットスーツからドライスーツに切り替えるのは、水温が20度が一つの目安です。
773は施設を使わない極貧ダイバーなので、夏でもドライスーツが多いです。
年間100本位はドライスーツです。
ネックとリストのシールがラテックスなので、1年でダメになり交換が必要です。
交換は自分でも六千円(部品:5千円ゴム糊千円)位で、出来ますが失敗すると面倒です。
メーカーに出しても一万円位で交換してくれると思います。
(ネオプレーンのシールはもう少し耐久性があると思います)
問題はブーツです。
長く履いていると、かかとがすり減って穴が開いてしまいます。
ソックスタイプに交換してロックブーツを履く方法も有りますが、やはり1万5〜6千円費用がかかります。
踵が磨り減って、ブーツ交換すると約三万円近く掛ります。
そこで、すり減る前に踵を補強しましよう(*^_^*)
ブーツの補強は百均で踵の部品を使います。
新しいブーツなら靴底が平らなので、補強しやすいです。
穴があいてしまったら、先にゴムシートで塞いでから踵を補強しましよう。
一枚目の写真は、穴が開いたブーツにゴムシートを張って、その上からゴムの踵を貼付け中です。


今回お友達の中古のドライスーツの修理を頼まれ、ブーツの補強するために百均に修理部品を買いに行った所・・・
何と(ノ_-。) 3箇所も回ったのに・・・ どこにも有りませんでした(*_*;
どなたか、百均で見つけたら教えて下さいね!(厚さ5oでカマボコみたいな形です)
取りあえず1oのゴムシートで補強は完了しましたがもう少しお待ち下さい。
二枚目の写真、ブーツに773の足が入らないのでブーツを固定するものを作成(足が短い訳では有りません)
三枚目の写真、上の写真と順番は逆ですが、ゴムシートを貼る前の下地処理
必ずゴミや埃を取り、サンドペーパーで接着面を荒らしてから接着剤を付けます。
接着剤は少し高いですが、アクアシールを使っています。(使い終わったら必ず密封して冷蔵庫で保管して下さいね〜)
踵の修理部品は、東急ハンズで探してみますのでもう少々お待ち下さい。

もう一着、修理を頼まれたドライスーツは
防水ファスナーが塩噛みして動かないのと、排気バルブも動かない・・・と
ファスナーは魔法の薬を使って何とかスムーズに開閉可能になりました。
排気バルブもO/Hをして問題無く作動しました。
排気バルブはスーツを挟んであるだけなので、中と外のバルブを持って回せば簡単に外れます。
写真は、バルブを分解して超音波洗浄したものです。
見てお分かりのように、構造は至ってシンプルです。

先週の日曜日葉山で水没チェックを行いましたが、大丈夫でしたので何時でも引き渡せますよ。
念のため踵も簡易的に補強もしておきました。
但し、リスト・ネックシールのネオプレーンゴムがヘタって来ているので、そのうち破ける可能性は高いです。